J-SHIS | 地震ハザードステーション

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用語集

平均ケース
「主要活断層帯」の地震の長期評価では、平均活動間隔および最新活動時期が幅をもって評価されている場合が多くあります。地震動予測地図の作成においては、最も起こりやすいと考えられるモデルを採用するとの方針で判断を行った結果、それぞれの中央の値をとって発生確率を計算する方法が採用され、この場合を「平均ケース」と呼んでいます。
最大ケース
「平均ケース」においては、個々の地震についてみた場合、その発生確率を過小評価している可能性があります。そのため、各断層帯について発生確率が最大になるように、平均活動間隔の最も短い値と最新活動時期の最も古い値を採用した計算結果を「最大ケース」と呼んで います。なお、海溝型地震で平均発生間隔や最新発生時期が一つの値として評価されている場合や、「主要活断層帯」以外の長期評価がなされていない活断層については、平均活動間隔や最新活動時期の値には幅がありません。評価結果に幅がない地震については、「最大ケース」=「平均ケース」として扱っています。
工学的基盤
地表から地下深部に深くなっていくにしたがって周囲の岩石は圧密度が増し、より堅くなっていきます。岩石の堅さとS波の伝播速度には 相関性があり、堅い岩石ほどS波速度が大きくなります。「工学的基盤」とは、建築や土木等の工学分野で使用される用語で、構造物を設計するとき、地震動設定の基礎とする良好な地盤のことを示します。そのS波速度は対象とする構造物の種類や地盤状況によって異なりますが、多くの場合300~700m/s程度以上の地盤のことを指します。確率論的地震動予測地図では、S波速度が400m/sの地盤を工学的基盤としています。ただし、震源断層を特定した地震動予測地図の作成のうち詳細法による強震動評価では、地域の実際の複雑な地盤構造をモデル化す るため、一律に400m/sという条件で定義する事は必ずしも適切ではありません。このような場合には、地域で実際に存在するS波速度が300 ~700m/s程度以上の良好な地盤を『詳細法工学的基盤』として定義しています。
地震基盤
地震基盤は、S波速度が3km/s程度以上の層で、地震波が地盤の影響を大きく受けないところを指します。一般的に、地震基盤面以浅では、地表に近付くにつれてS波速度の小さい層となり、地震波が増幅されることが知られています。一方、地震基盤面から深さ十数kmまでの上部地殻と呼ばれる部分では、S波速度が3~3.5km/sでほぼ一定となるため、地震波は増幅されません。
超過確率
ある地点で、ある期間(ここでは、今後30年または50年)で、想定される揺れの大きさを超える確率を「超過確率」といいます。確率論的地震動予測地図では、揺れの大きさとその超過確率のうち、一方の値を固定して、もう一方の値を表示しています。例えば、30年超過確率3%の地表の震度を示した図では、「各地点で、その地震動(震度)以上の揺れに見舞われる確率は、今後30年間で3%です」という意味になります。
ハザードカーブ
ある地点に注目した場合、揺れの大きさとその超過確率の関係を曲線(グラフ)で表すことができます。この曲線のことを「ハザードカーブ」といいます。
活断層
最近の地質時代に繰り返し活動し、将来も活動することが推定される断層を「活断層」と呼びます。最近の地質時代がいつなのかということが問題となりますが、日本の活断層を集大成した「新編日本の活断層」(活断層研究会編)では、第四紀(約200万年前から現在まで)に繰り返し動いた断層を活断層としています。
震度
地震動(揺れ)の強さを数値で表現するために気象庁が定めた階級のことです。震度0~7までありますが、震度5と6に関しては被害の程度の幅が広いため、「弱」と「強」に2分割され、現在は計10段階で表現されています。
主要活断層帯
地震調査研究推進本部により、優先的に調査を行うために選ばれた断層帯のことです。その選定基準は、全国の活断層のうち、活動性が高く、社会的、経済的に大きな影響を与えるような地震を起こすと考えられる断層帯とされています。地震調査研究推進本部では、「震源断層を特定した地震」のグループに主要活断層帯を分類しています。
海溝型地震
日本は、日本列島がのっている陸側のプレート(大陸プレート)の下方向へ、海側のプレート(海洋プレート)が沈み込むため、世界的に見ても地震が多発する地域といえます。日本周辺ではおおまかにいって、陸側のプレートであるユーラシアプレートと、太平洋プレート、フィリピン海プレートが押し合っていますが、実際には日本の地下で複雑な運動をし、さまざまなタイプの地震が発生する原因になっています。それらのタイプのうち、「プレート間および沈み込むプレート内で発生する地震」を海溝型地震と呼んでいます。
固有地震
個々の断層帯で発生する最大規模の地震のことです。長期評価で評価されているのは、この固有地震になります。
長期評価
地震調査研究推進本部では、主要活断層帯や海溝型地震について、過去の地震発生の調査研究に基づいて将来発生する地震の規模や確率などを評価し、その結果を公表しています。このような評価は、今後数十年間といった長期的な地震発生確率を扱っているので、「長期評価」と呼ばれています。なお、長期評価のうち、主要活断層帯の地震の評価では、平均活動間隔や最新活動時期の情報が乏しいため、評価された発生確率に幅がある場合があります。
平均活動(発生)間隔
長期評価では、歴史資料等から判明した地震の発生時期や、地質調査の年代測定結果、平均的なずれの速度(地盤が歪んでいく速度)などのデータを用いて、対象とする地震の活動(発生)間隔を評価しています。
最新活動(発生)時期
長期評価では、歴史資料等から判明した地震の発生時期や、地質調査の年代測定結果などのデータを用いて、対象とする地震のもっとも新しい活動(発生)時期を評価しています。通常は「X年前」というように表現されます。
簡便法
工学的基盤(S波速度400m/s)における地震動の強さを、経験的に求められた距離減衰式を用いて評価する手法です。詳細法の評価手法に比べて、手法自体が簡単なためにこのように呼んでいます。地表での地震動の大きさを計算するために、工学的基盤から地表までの地盤増幅率を用います。
詳細法
詳細法工学的基盤(S波速度300~700m/s程度以上)における地震動の強さを、震源モデルおよび3次元地下構造モデルに基づいて計算する手法です。アスペリティを含む断層の形状、断層のすべり量、破壊開始点、表層地盤増幅率などについて詳細なデータが必要になります。統計的グリーン関数法と3次元差分法の計算結果を合成するハイブリッド合成法が詳細法の代表的なものです。
距離減衰式
地震による地面の揺れ(地震動)の大きさは、震源から観測点までの距離が離れるにしたがって小さくなります。距離に応じて地震動の振幅が減衰していく性質を定量的に表した式を「距離減衰式」と呼びます。「距離減衰式」は過去の地震動の記録を用いて推定されます。
詳細法工学的基盤
「詳細法」による強震動評価では、地域の実際の複雑な地盤構造をモデル化するため、一律に400m/sで定義することはせず、該当地域のボーリングデータなどを反映した適切な基盤を「工学的基盤」として設定しました。この場合、S波速度は400m/sに限らないため、『詳細法工学的基盤』として区別して使用しています。
震源断層
地震の揺れは、破壊開始点(震源)だけで発生するわけではなく、平面的な広がりをもって岩盤が連続的に破壊することで発生します。このように震源を含む破壊領域全体を「震源断層」と呼んでいます。
断層の地表トレース
地下の震源断層の平面を地表まで延長したときの出現位置を示したものです。断層が垂直に設定されている場合は断層の真上に重なり、断層が傾いている場合はその傾いている先に現れます。
アスペリティ
震源断層の中で特に強い地震波を生成する領域です。すべり量や応力降下量が大きい領域と対応するとも考えられています。
長期間平均ハザード
数百~数万年といった長期間の再現期間に対応する、地震による揺れの大きさを示す地図です。発生頻度が低くとも大きな揺れとなる地震の影響を示すために作成されました。この地図では全ての地震活動をポアソン過程として評価しています。例えば、「再現期間1000年相当」の地図は、1000年に1回の頻度で見舞われる揺れの分布を表しています。これは確率論的地震動予測地図の「30年 3%の確率で一定の揺れに見舞われる地図」に相当します。
再現期間によって、網羅される地震が異なります。再現期間を長くするほど発生頻度がより低い地震の影響が網羅されることになります。
    各再現期間によって網羅される地震
  • 再現期間1000年相当の地図:主要な海溝型地震
  • 再現期間1万年相当の地図:ほぼ全ての海溝型地震と主要活断層帯の地震
  • 再現期間10万年相当の地図:震源を予め特定しにくい地震を含むほぼ全ての地震
10万年に1回の頻度の地震でも、そのような地震が1万個あれば、10年に1回は日本周辺のどこかで発生するということに注意が必要です。例えば、過去約200年間に発生した内陸の被害地震(死者50人以上)は23回知られており、発生頻度は約10年に1回となっています。
確率論的地震動予測地図
ある地点で、ある期間(ここでは、今後30年または50年)内に想定される揺れの大きさを超える確率を「超過確率」といいます。確率論的地震動予測地図は、揺れの大きさとその超過確率のうち、一方の値を固定して、もう一方の値を示した地図です。例えば、30年超過確率3%の地表の震度を示した図では、「各地点で、その地震動(震度)以上の揺れに見舞われる確率は、今後30年間で3%です」という意味になります。確率論的地震動予測地図には、平均活動間隔や最新活動時期の中央の値を用いて地震発生確率を計算する「平均ケース」の地図と、評価された地震発生確率の最大値を用いる「最大ケース」の地図があります。
地震カテゴリー別地図
地震ハザード情報の理解を深め、利活用しやすくするために、地震をその性質により3つの地震カテゴリーに分類しました。地震カテゴリー別地図は、地震動が各地域に及ぼす影響を相対的に示すために、各地震カテゴリーの確率の分布を四分位※で表示しています。
※全ての評価メッシュの超過確率を大きなものから順に並べた上で、個数を四等分して表示する方法。
影響度
影響度地図は、各地点で最も影響の大きな地震カテゴリーを示した地図です。最も影響の大きな地震カテゴリーは、カテゴリー毎に地震動の超過確率を計算して求められます。なお、各地点における影響度は、地震動のレベルによって変化します。
条件付超過確率
条件付超過確率地図は、想定した地震が発生した場合に、個々の地点での揺れがある震度を上回る確率を示した地図です。計測震度の期待値地図は、想定した地震が発生した場合に予測される震度の平均値の分布を示した地図です。
想定地震地図
ある想定地震が発生した場合に生じる地震動強さの分布を示した地図です。
表層地盤: 微地形区分
日本全国の地形・地盤を統一的な手法により約1kmメッシュ及び約250mメッシュ区画で微地形区分として分類した地図です。2009年版から地形・地盤の分類方法の空間解像度が向上し、250mメッシュの微地形区分として改良されました。
表層地盤: 30m平均S波速度
微地形区分から算出した、地表から深さ30mまでの平均S波速度(AVS30)の分布を示した地図です。2009年版から微地形区分からAVS30の算出方法が改良されました。
表層地盤: 表層地盤増幅率
地表から深さ30mまでの平均S波速度(AVS30)から算出される地盤増幅率(最大速度増幅率)の分布を示した地図です。地盤増幅率は工学的基盤(Vs=400m/s)から地表に至る最大速度の増幅率を表します。2009年版からAVS30から地盤増幅率の算出方法が改良されました。
深部地盤
強震動予測のために作成した、地震基盤から工学的基盤に至るまでの全国の三次元深部地盤モデルを示した地図です。各層の境界上面深さ、または標高の分布を色階調により表現しました。
被災人口
被災人口地図は、想定した地震が発生した場合に、ある強さ以上の揺れに曝される人口(震度曝露人口)の分布を示した地図です。[想定地震-平均値]で表示される地図は、条件付超過確率タブで表示される計測震度の期待値を元に作成した震度曝露人口地図です。[想定地震-ケースN]で表示される地図は、想定地震タブで表示される、ケースNの計測震度を元に作成した震度曝露人口地図です。夜間人口データは平成17年国勢調査、昼間人口データは平成17年国勢調査及び平成18年事業所・企業統計調査結果に基づき作成しました。
地震カテゴリーⅠ
海溝型地震のうち震源断層を特定できる地震
(震源断層が予め特定でき、再来間隔が数百年オーダーの地震)
  • 南海トラフの地震
  • 東北地方太平洋沖型地震
  • 宮城県沖地震(繰り返し発生する地震)
  • 三陸沖南部海溝寄りの地震(繰り返し発生する地震)
  • 三陸沖北部のプレート間大地震(繰り返し発生する地震)
  • 十勝沖の地震
  • 根室沖の地震
  • 色丹島沖の地震
  • 択捉島沖の地震
  • 相模トラフの地震
地震カテゴリーⅡ
海溝型地震のうち震源断層を特定しにくい地震
(震源断層を予め特定しにくい地震のうち、プレート間地震とプレート内地震)
  • 三陸沖北部のプレート間大地震(繰り返し発生する地震以外の地震)
  • 宮城県沖地震(繰り返し発生する地震以外の地震)
  • 三陸沖南部海溝寄りの地震(繰り返し発生する地震以外の地震)
  • 三陸沖から房総沖の海溝寄りのプレート間大地震(津波地震)
  • 三陸沖から房総沖の海溝寄りのプレート内大地震(正断層型)
  • 十勝沖・根室沖のひとまわり小さいプレート間地震
  • 色丹島沖・択捉島沖のひとまわり小さいプレート間地震
  • 千島海溝沿いの沈み込んだプレート内のやや浅い地震
  • 千島海溝沿いの沈み込んだプレート内のやや深い地震
  • 福島県沖の地震
  • 茨城県沖の地震(繰り返し発生する地震)
  • 茨城県沖の地震(繰り返し発生する地震以外の地震)
  • 相模トラフ沿いの地震:その他の南関東で発生するM7程度の地震
  • 安芸灘~伊予灘~豊後水道のプレート内地震
  • 日向灘のプレート間地震
  • 日向灘のひとまわり小さいプレート間地震
  • 与那国島周辺の地震
  • 太平洋プレートのプレート間及びプレート内の震源を予め特定しにくい地震
  • フィリピン海プレートのプレート間及びプレート内の震源を予め特定しにくい地震
  • 浦河沖の震源を予め特定しにくい地震
地震カテゴリーⅢ
活断層など陸域と海域の浅い地震
(再来間隔が数千年オーダーの地震、および震源断層を予め特定しにくい地震のうち、陸域と周辺海域の地震)
  • 主要活断層帯に発生する固有地震
  • 主要活断層帯以外の活断層に発生する地震
  • 陸域で発生する地震のうち活断層が特定されていない場所で発生する地震
  • 北海道北西沖の地震
  • 北海道西方沖の地震
  • 北海道南西沖の地震
  • 青森県西方沖の地震
  • 秋田県沖の地震
  • 山形県沖の地震
  • 新潟県北部沖の地震
  • 佐渡島北方沖の地震
  • 日本海東縁部の震源断層を予め特定しにくい地震
  • 伊豆諸島以南の震源断層を予め特定しにくい地震
  • 南西諸島付近の震源断層を予め特定しにくい地震
  • 与那国島周辺の震源断層を予め特定ちにくい地震
シミュレーションハザードカーブプレートテクトニクスマグニチュード人口使い方内陸地震地すべり地図地殻内地震地盤地震カテゴリー地震ハザードカルテ地震動地震動予測地図地震波地震波形地震発生確率地震調査研究推進本部堆積平野報告書強震動予測強震動評価微動アレー探査想定地震手法揺れ数値地図断層断層モデル海溝型地震災害物理探査研究プロジェクト確率確率論的地震動予測地図確率論的手法表層地盤被害地震長周期地震動震度震源断層モデルAPIGISITJ-SHISKMLWMS