確率論的地震リスク(市区町村単位)

J-SHIS Map Rの確率論的地震リスクは、確率論的地震ハザード評価によるハザードカーブに基づき、各地点のリスクを評価したものです。
ある地点で、ある期間(ここでは、今後30年または50年)内に想定される被害の大きさを超える確率を「超過確率」といいます。 確率論的地震リスクは、被害の大きさとその超過確率のうち、一方の値を固定して、もう一方の値を示した地図です。
例えば、30年超過確率3%の建物全壊率を示した図では、「各地点で、その建物全壊率以上の被害に見舞われる確率は、今後30年間で3%です」という 意味になります。
確率論的地震リスクには、確率論的地震動予測地図の平均ケースの地震発生確率に基づき被害を計算したものと、 最大ケースの地震発生確率に基づき被害を計算したものがあります。

地図選択タブから「確率論的地震リスク(市区町村単位)」を選択すると、確率論的地震リスク(市区町村単位)が表示されます。

確率論的地震リスク(市区町村単位):30年 超過確率3%の建物全壊率 (全ての地震、平均ケース)

各設定

基準年の選択

サイドバーの基準年設定コンボボックスから、確率論的地震動予測地図の基準年を選択できます。

表示するリスクの選択

サイドバーの「表示するリスク」コンボボックスから、リスクの種類を選択できます。リスクの種類によって、選択できる地図の種類が変わります。

地震カテゴリー選択

ツールバーの「考慮した地震」コンボボックスから、表示する地震カテゴリーを選択できます。

平均ケース/最大ケースの選択

平均/最大ケースのラジオボタンから、平均ケース、最大ケースを選択できます。

地図の種類の選択

上図のコンボボックスから、表示する地図の種類を選択できます。 地図の種類は、選択しているリスクの種類によって変わります。

概要の表示

ツールバーの「概要」ボタンをクリックすると、地図についての概要説明ウィンドウが表示されます。

地点情報の表示

地図の拡大率が6以上のとき、地図上をダブルクリックすると、その地点が含まれる市区町村の代表地点(役場など)における地点情報を表示します。 被害の種類は、表示するリスクで選択している項目に対応します。

地図上には選択された市区町村の名称と境界線(青線)が表示されます。下図はつくば市における建物全半壊棟数の地点情報を表示した例です。

※数値は、すべて小数点以下1桁に丸めて表示しています。

(1)経過年

表示する確率論的地震リスク評価の経過年の設定値を選択するコンボボックスです。

(2)リスクカーブと影響度

クリックするとリスクカーブと影響度のグラフ(※)を表示します。

リスクカーブは、表示するリスクで以下のリスクの種類を選択しているときのみ表示されます。

グラフ上でマウスホイールを操作すると、横軸の表示範囲を段階的に変更することができます。 市区町村情報ボタンをクリックすると元の地点情報に切り替わります。

※影響度のグラフは、確率論的地震リスク (メッシュ単位)の地図のときのみ表示されます。

(3)過去の被害地震 (外部リンク)

地震本部の都道府県毎の地震活動のページに遷移します。

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