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マグニチュードと震度
マグニチュードと震度の違いについて説明します。
地震の規模を表すのがマグニチュード、地震動の強さを表すのが震度です。
マグニチュード
地震の規模を表す尺度がマグニチュードです。観測された地震動の大きさから推定される値です。日本では気象庁によって決定される気象庁マグニチュード(Mj)が用いられています。ただし、Mjは大きな地震で頭打ちをすることが知られており、巨大地震に対しては震源断層の面積や食い違い(すべり量)などから推定され、頭打ちのない地震モーメントを元に求められるモーメントマグニチュード(Mw)が用いられることもあります。なお、世界では様々な定義によるマグニチュードが用いられています。
震度
地震動の大きさを表す尺度が震度です。地震計により観測される値で、地震の規模、震源からの距離、地盤条件によって異なります。日本では震度0から7までの10階級(震度5と6はそれぞれ強と弱に1996年10月より分割)に分けられた気象庁震度階級が用いられています。1996年4月以後、計測震度計により自動的に決定されるようになりましたが、それ以前は、体感や周囲の建物被害の状況などから気象庁職員の判断により決定されていました。なお、世界では12階級の改正メルカリ震度階やMSK震度階などが用いられています。