地震動予測モデル (GMM)作成者の募集について
「地震動予測モデルのための強震動情報共通基盤の構築」事務局
防災科学技術研究所(以下、防災科研)では、研究プロジェクト「地震動予測モデルのための強震動情報共通基盤の構築」において、地震動予測モデル (GMM)の構築に参画いただける研究チームを募集いたします。
1. 概要と目的
本プロジェクトでは、日本の強震観測記録を用いた共通のデータベースに基づくGMMを複数作成し、それらの比較・分析を通して地震動予測・地震ハザード評価の高度化に資する検討を実施します。本公募では、本プロジェクトで作成するフラットファイル形式の強震動指標データ「フラットファイルGPJv1」を用いてGMMを作成いただける研究者または研究チームを募集いたします。
日程
2025年度から2028年度にかけて、GMMを作成していただきます。日程の概要は以下の通りです。
2025年9月22日 | 公募開始 |
2025年10月15日 | 公募締切 |
2025年11月初旬 |
選考結果の通知
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2026年2月27日 | プロジェクトの研究集会 |
2026年3月末 |
進捗報告
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2026年4月上旬 | フラットファイルGPJv1の配布 |
2027年2月ごろ | プロジェクトの研究集会 |
2027年3月31日 | GMM1の最終提出 |
2027年12月31日 | GMM2の最終提出 |
2028年2月ごろ | プロジェクトの研究集会
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2028年3月 | プロジェクトの取りまとめ |
応募資格
- 研究プロジェクトの趣旨を理解していただくこと [研究計画書]
- 防災科研と共同研究の契約を締結すること
- 地震動予測、地震ハザード評価に関する知識や経験を持つこと
- データの利用規約を遵守すること
2. 募集するGMM
本研究プロジェクトでは、主に2種類のGMMを募集します。下記をご確認の上、作成予定のGMMに適した方にご応募ください。両方への応募も歓迎いたします。
GMM1
地震調査研究推進本部により作成・公開される「全国地震動予測地図」ならびに「応答スペクトルに関する地震動ハザード評価(地震動予測地図)」に適用するGMMを募集します。GMMに求められる性能や条件が細かく規定されており、それらを満たすようなGMMを作成していただきます。
- 島しょ部を含む日本全国を対象とした面的な地震動ハザード評価に適用できるモデルとすること
- フラットファイルGPJv1を用いること
- 計測震度・最大速度・最大加速度・加速度応答スペクトルの中央値、ばらつきとその分布形状を出力できること
さらに詳細なGMM1の仕様はこちらをご覧ください。
GMM2
地震ハザード評価の課題解決に資するGMMとして、フラットファイルGPJv1を用いて作成するGMMを広く募集します。以下に、対象となるGMMの例を示します。
- 特定地域を対象としたGMM
- 特定の地震タイプを対象としたGMM
- 上下動のGMM
- その他、挑戦的な検討
また、GMMだけでなく、ディレクティビティ効果のモデル化など、GMMの高度化に資する検討も募集いたします。
GMM2の仕様の詳細はこちらをご覧ください。
3. 使用するデータ
防災科研が作成するフラットファイル形式の強震動データベースを使用していただきます。
- 2025年度の検討には、強震動データフラットファイル2024年版を使用いただきます
- 2026年度以降の検討には、フラットファイルGPJv1を使用いただきます
- フラットファイルの形式や含まれる地震動指標、メタデータの詳細は、強震動データフラットファイル2024年版をご参照ください。
- フラットファイルGPJv1の詳細はこちらをご覧ください
4. 提出物
- 進捗報告 (各年度末)
- 最終提出物
- GMMに関する説明資料
- GMMのプログラム
- その他参考資料等
5. 共同研究契約の締結について
フラットファイルGPJv1の使用と成果物の取り扱いに関して、研究チーム全員の各所属機関と防災科研との間で共同研究の契約を締結していただきます。
6. 研究成果の発表について
本公募を通して作成したGMMに関する研究成果を論文や学会等で発表する際には、防災科研が作成したフラットファイルを使用したこと、また、本プロジェクトのもとで遂行した研究であることをそれぞれ明記していただきます。
7. 応募方法
下記フォームよりご応募ください。
締切 2025年10月15日17時まで
問合せ先:事務局 gmmpj_jimu [AT] bosai.go.jp
(※ [AT]を@に変換してください)